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防水Bluetoothワイヤレススピーカー

浴室でPodcastを聞くのに良いスピーカーは何かないかと探していたら、LogitecのLBT-SBWP100という防水Bluetoothワイヤレススピーカーを見つけたので買ってみた。Bluetoothスピーカーはこれが初めてなんだけれども、使ってみるとこれが意外と便利。

一度ペアリングをしてしまえば、スピーカーの電源を入れると起動音が鳴り終わるころにはiPhoneの音声出力がスピーカーに切り替わる。イヤホンのリモート同様、スピーカー側で再生・停止、音量の上下、曲のスキップもできるのはBluetoothスピーカーのいいところ。(スピーカーホンでの通話もできます。自分には用はないけど。)

音質は、スピーカーの見た目通り、音量を上げるとすぐに音が割れる安っぽい音だけれど、反響のひどい風呂場でトークを聞くんだから、音質が良くても宝の持ち腐れなので問題なし。同じ理由でBluetoothのビットレートの低さも問題にならないし。でも初めて風呂場で鳴らした時には、反響がひどくて使い物になるか不安になったけれど、耳の適応能力はすごいですね。しばらくすると反響音がフィルタリングされて、聞こえなくなります。サイズが小さいので、置き場所や置き方を変えて音が変わるのをみるのも楽しい。

その小さくて軽いサイズのせいで、部屋で聞くときに、これまでイヤホンを耳に突っ込んでいたような場合でも、このスピーカーを手元において聞くことが多くなりそう。

しかしマウスのLogitechと、このLogitecが全く別の会社だというのはややこしい。別にいいけど。

The patent system isn’t broken – we are 続き

先週はGoogleのMotorola Mobilityの買収に、HPのWeb OSからの撤退と、びっくりする大きなニュースが立て続けだった。先週のThis Is My Next Podcastも、当然Motorola買収をめぐって、JoshとNilayの議論がほとんど言い争いのようになって、そこにPaulがなだめに入るという、まえにも見たパターンが繰り返されてて、面白かった。Reporter’s Roundtableでも、Nilayが呼ばれて特許について話してたし。

Nilayやほかの人のソフトウェア特許を擁護するポストに対して、Timothy Leeという人がソフトウェア特許自体に反対する立場からArs TechnicaForbesに反論を書いていたので、読んでみたんだけど、Nilayがほかの人のソフトウェア特許に関する記事を読んで何故イライラするかがよくわかるというか・・・。反対する理由として、ソフトウェアに関して今のアメリカの特許制度がいかに機能していないか、という例を出されても、どちらも今の制度が機能してるなんて思ってないんだから、なぜソフトウェアが特許の基本的なコンセプトと相いれないかを説明してくれ、と叫びたくなります。

ソフトウェアはただの数式に過ぎない?なら人の心はシナプスで起こる化学反応の集合に過ぎないから同じように扱えばいいかと言われれば、そんなことはない気がするんですけど。(この人は心身二元論者なのかしらん?)

Facebookが最初のSNSではなかったように、最初にアイデアを思い付いた人が特許を使って独占するのではなく、最も優れたサービスを提供した人が成功するべき、というのは一見もっともらしいけれど、特許で独占権を与えることは、ほかの人が同じサービスを提供することを妨げることにはならないのでは?なぜならその発明した人がいなければ、そのサービス自体が存在し得なかったのだから。もしほかの人が独自に同じアイデアにたどり着けたのなら、そのアイデアは明白で、そのアイデアに特許を与えること自体が間違いだと言えるのでは。

ある人が発明したのに、そのアイデアを例えばよりリソースを持つ企業が勝手にコピーして、その果実を横取りしたら、それは正しいこととは思えない。発明した人が実施するのもうまいとは限らないとしても、発明した人が事業を立ち上げて、上手かった時には後発に対してリーズナブルなリードを築くくらいの時間はあげてもいいと思う。もちろん下手な実施者であった時には後発が取って代われるように、発明が陳腐化する前に独占権が切れるよう、特許の期間は進歩のスピードに合わせて調整されないといけないと思うけれど。

現実にはなかなかうまくいかないとは思うけれど、理想に近づくようにどう運用を調整するかが問題で、ソフトウェア特許というアイデア自体に問題があるとは思えないんだけどなあ。

Ultimate Ears 600vi

アメリカに出張に行ったときに、シアトルの空港の売店でUltimate Earsの600viを見かけて、そこで$120の値札の魅力に負けて、買ってしまった。

買ってからすぐに日本での価格が値下げされてしまったと思ったけれど、それでも一応アメリカで買ったほうがまだ安かったのでよしとしよう。ちなみに買ったシアトルの空港の売店は、ShureやUltimate Earsなど、各社のインイヤーヘッドホンのデモ機をかなりの種類取り揃えていて、それらを試聴させてくれる、とっても良いお店でした。

Klipsch S4iと比べると、さすがバランスド・アーマチュアということなのか、音の解像感が一段違います。600viを聴いてしまうと、S4iで音楽を聴く気がちょっとしなくなりますね。ポッドキャストのトークなんかを聴く分には声のディテールを聞くわけではないし、S4iはその豊かな低音のせいかどこか暖かな音で、それはそれで悪くないんだけれど。

ただ600viはS4iに比べると一回り大きくて、イヤーチップも本体も自分の耳にはもう一つ合わない感じで、装着感は、自分にとってはS4iやSE210のほうが上でした。600viもShureがけで使ってるんですが、着けるときに本体が耳と干渉して、うまく座ってくれてないような感じが少しあります。

そういえばS4iはプラグの部分でリモコン用の線が断線したようで、リモコンが利かなくなって修理のために返却したら、新品に交換されて返ってきました。メールでの問い合わせに対する回答に時間がかかったり、返却してからもしばらく連絡がなかったりと、レスポンスはあまり良好とは言えなかったけど、対応は悪くなかったかな。

XperiaとiPhone(を含む大部分のスマートフォン)の4極プラグの仕様が異なる件

知り合いが携帯をXperia arcに換えたので見に行った。そこでiPod Touchのイヤーフォンで音楽を聞くと音がおかしいというので聞いてみると、確かにボーカルがえらく遠くにいるような変な音。自分のImage S4iに換えてみても同じ。

なぜだろうと調べてみると、iPhoneやiPod TouchとXperiaでは4極プラグのGNDとMICの電極が入れ替わっているんですね。知りませんでした。

Xperiaの4極プラグはOMTP (Open Mobile Terminal Platform) という業界団体で標準化された仕様で、MotorolaのサイトにもOMTPヘッドセットについてのページがあって、MotorolaもそこにStandardとして挙げられているiPhoneとかと同じ配置から、OMTPプラグに新機種では移行しているみたい。どの機種がOMTPプラグなのかよく分からなかったですけど。Motorolaのスマートフォンはまだ日本に入ってきていないし。

で、audio-technicaの 適合表を見る限り、OMTPに適合した機種は日本ではまだXperia以外にはほとんどなさそう。

iPhone適合をうたったサードパーティのリモート/マイク付きヘッドフォンがこれだけある中でAppleがプラグの仕様を変えるとは思えないけど、まだ市場がそれほど立ち上がってなさそうな他のスマートフォン向けリモート/マイク付きヘッドフォンは、これからOMTPでの標準化に向けて進んで行くのかな。

でもスマートフォン以外、たとえばThinkPad x100eも4極プラグに対応していて、iPhone用ヘッドフォンが問題なく使えるし、これらをほんとに互換性の無いOMTPに置き換えていくんだろうか。機能的に違いがあればまだわかるけど、素人目には位置が入れ替わっているだけで、機能は変わらなさそうに見えるし、どうなんだろう。

ThinkPad X100eとiPad

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同時期に同じくらいの値段で購入したネットブックThinkPad X100eとiPadを、それぞれ数ヶ月使って比べてみた感想を下にまとめてみます。

  • ブラウザのパフォーマンス

AMDのネットブック用CPUとはいえ、パフォーマンスはiPadのARMコアよりもさすがに上のようで、ウェブページの表示はX100eのほうが早いです。

ただそれは電源設定をパフォーマンス重視にした場合で、バッテリー駆動時のデフォルト設定のようにバッテリーの持ちを重視した設定にすると、とたんにレスポンスが悪くなって、砂時計、ではなくてくるくる回る青いリングを見ることが多くなってしまいます。

正直その遅さに耐えられなかったので、マックスパフォーマンス設定で使っています。すぐに底面が熱くなり、バッテリーもかなり持たないですが、遅さを感じることはなくなりました。

  • スクロール

逆にX100eがiPadに敵わないのは画面のスクロールです。

16:9の横長のスクリーンなので、画面の縦のスクロールは必須ですが、それが快適ではありません。少し遅れがあるように感じるのと、スクロール自体がスムースでないのと。

スクロールのスムースさはブラウザによっても違って、Firefoxは比較的まし。でもFirefoxは起動が遅いんですよね。

X100eのスクロールはトラックポイントと中央クリックの組み合わせを使っています。トラックパッドでのスクロールも試してみたんですが、自分には確実にスクロールさせることができませんでした。MacBookの2本指スクロールはタッチパッドも広いし動きも滑らかで快適なんですけど、X100eは何が悪いんでしょう。設定がまずいのかな。

いずれにせよ、iPadは画面を縦にも向けられるし、それと慣性スクロールの組み合わせには敵わないです。

あと今このエントリをLive Writerで書いているんですけど、Live Writerの編集画面では中ボタン+トラックポイントでのスクロール自体ができません。なんで?

  • 使えるようになるまでの時間

手に持ってすぐ使い始められるかでもX100eはiPadに敵いません。X100eはスリープからの復帰でも、画面を広げて、パスワードを入力し、デスクトップが表示されて入力を受け付けるようになるまですこし時間がかかります。それに比べるとiPadでは、Sleep/Wakeボタンを押し、画面をunlockしてアイコンをタップしたらすぐに使いだせます。

そんなこんなで、ちょっとブラウザで何かを見ようというときはiPadを使うことのほうが多いです。X100eが便利なのは、Flashを含むページが見たいときとか、あと複数のページを同時に広げて、行ったり来たりするようなときには、X100eのほうがいいです。iPadはメモリが足りなくて、ページを移るたびに再読み込みしたりするので。

  • キーボード

iPadのキーボードもそこそこ使えます。ただ、数字や記号の入力でキーボードを切り替える必要があったり、パームレストがないのはやっぱり少し打ちづらい。メールを打ったり、ブログエントリを書くのに、そこにX100eやMacBookがあるときにわざわざiPadを使おうとは思わないです。

それにさすがThinkPadを名乗るだけあってX100eのキーボードはとても快適なので、キーボードを使っての文字入力ではX100eの圧勝でしょう。

  • バッテリーの持ち

マックスパフォーマンスで使っていると、本体からはみ出る6セルバッテリーにもかかわらず、X100eはバッテリーでは2時間ぐらいしか持たない感じです。底面の発熱とファンの音が使っているときの印象を悪くしています。その代わりにパワフルでもあるんですけど。

iPadは数日使って、バッテリーが減ってきていたら充電しておくという感じで、バッテリーの残量を気にすることは、自分の使い方ではほとんどないです。

  • まとめ

ネットブック(ThinkPad X100e)は、安価でコンパクトだけれどやっぱりラップトップなので、iPadと比べてしまうと、既存のラップトップと同じように、パワフルだけれども消費電力も大きいし(Atom系のネットブックはもっとましだとは思うけど)起動にも時間がかかるので、お手軽に使えるという面でiPadに一歩劣る感じです。

iPadは非力だけれども、さっと使えて、自分の目的にはそのパフォーマンスで十分なことも多いんですよね。あとApp Storeへの参入が活発で、そこで新しいアプリを探して、インストールするのも楽しいし。

今のところX100eの出番は、キーボードでの文字入力に集中したいときと、あとWindows onlyのソフトを使いたいときくらいです。まあそれがそれなりにあるので、そこそこ役に立ってますけど。

Kindle 3の日本語フォント

Kindle 3は日本語フォントを内蔵して、日本語の表示に対応したとのことなので試してみました。

手元に日本語の本のepub形式のサンプルがあったので、それをAmazonのコマンドラインツールKindleGenで.mobi形式に変換してKindleに転送してみたんですが、問題なくKindleで読めました。試しに使った本ではそのまま変換したのではタイトルが文字化けしてたんですけど、変換時に-unicodeをつけたらそれも解消されたし。

日本語フォントの表示もシャープで、同じくらいの文字の大きさで比べたら、iPadに比べて文字の表示は格段にきれいです。ただ、これなんていうフォントなんでしょう?一つ一つの文字はいいんですけど、並べたときの文字間隔や背の並びがもう一つこなれていないような気がします。

下はKindleとiPadで文章の同じ部分を表示させたときのスクリーンショットです。

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Kindle

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iPad

実際の画面ではこれでほぼ同じ文字の大きさなんですが、ドット密度が高い分Kindleの文字のほうが大きくなってます。Kindleの”しているとき”で、”る”と”と”の間隔が少し空いているように見えるのや、”い”の位置が少し低く、”と”の位置が少し高く見えるのが、ちょっと気になります。自分で作ったドキュメントなんかを読むにはこれでもいいですが、購入した本をこのフォントで読まされるとしたら、それはちょっと辛いような。

ひょっとしてこれは縦書き用のフォントなんでしょうか。それとも表示のシャープさを優先してフォントのアウトラインをドットの位置に合わせたせいで微妙にずれているとか。いずれにせよKindle向けの日本語書籍の発売が始まるまでには、このフォント状況がもう少し改善されていることを祈ります。

あとpdfの表示も試してみました。A4やLetterサイズで作成されたのはかなり小さくなりますが、結構小さくなっても文字は読めます。読めますが、そのサイズで作られたものなら、やっぱりiPadの大きい画面のほうが自分は良いです。ラントスケープ表示にしたら文字の大きさは問題なくなりますが、ランドスケープでKindleは使いやすいとは言えないし。あと表示しようとするとKindleがフリーズしてしまうpdfファイルもありました。何が悪いのかはよくわかりませんが、大きなサイズの画像があったのがまずかったのか。スタートボタン15秒長押しの再起動で復活しました。Kindle Storeで購入した本を読んでいて、辞書機能が表示されなくなったこともありましたが、その時も再起動で復活しました。まだ少しバグがあるみたいです。

E-mailでKindleにファイルを送れるのも便利です。始め送ったファイルがKindleに現れないのでなぜかと思ったら、デフォルトではKindleのアカウントに結び付けられたE-mailアドレス以外からのメールはブロックするようになっているせいでした。正しいアドレスから送ったらうまくいきました。

Kindle届いた

土曜日の午後には日本に着いているみたいだったので期待はしていたんだけれど、日曜日の午後にはKindleが届いた。発送しましたのメールをもらったのが金曜日の朝だったから、航空便で半日の距離とはいえ、早い。

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届いてから少し使ってみたけれど、表示品質が高いことにちょっと驚いた。仕様を見るとピクセル密度はiPhone 3Gと変わらないのに、フォントの表示を見る限りシャープでピクセルの存在を感じさせない。

フォント以外の部分ではアウトラインがガタガタになっている部分もあるので、きっとフォントデザインがうまくE-inkのディスプレイに合わせてチューニングされているんだと思う。そういえば初代のKindleが出たときに、Sony Readerと比べて優れている部分として、使用しているフォントが挙げられていたっけ。E-inkの表示特性と、白黒表示であることもフォントのシャープな表示に有利に働いているのかな。

iPadをe-Readerとして使うときの一番の弱点はそのiPhone 3Gに比べても低いピクセル密度と、それによるフォントの表示品質の低さなので(とはいってもPCと比べれば、変わらないか、日本語に関して言えばまともなフォントが乗っている分ましだと思うけど)、反射型のディスプレイだから周囲の光の条件に左右されるものの、ちゃんとした条件下なら背景の白は十分白く見えるし、文章の表示はKindleのほうが上質だと思う。iPhone 4にはその弱点はないけれど、やっぱりあの画面サイズは文章を読むにはちょっと小さい。

iPadの最大の利点は、そのタッチスクリーンによるナビゲーションのしやすさと、そのナビゲーションに対する反応の良さで、ずらっと並ぶ記事のヘッドラインをチェックしたり、記事から記事へと興味の赴くままに読み進めていったりするのは、Kindleにはできないこと。でもそのせいでiPadではほかのことに注意をとられるけれど、Kindleでは目の前の文章に集中できる、というのもよく聞く話。

同じタブレットの形をしているけれども、この2つは全く目的の違うデバイスになっていて、その意味では、AmazonのKindleハードウェアの方向付けはうまくいっていると思う。表示品質を優先してタッチスクリーンは与えず、ナビゲーションは4方向ボタンと割り切って、その分値段は下げると。iPadとKindleには今のところそれぞれに居場所があるし、むしろ今はそれぞれを補完することができるのではないだろうか。(もちろん両方買ってしまったからそれを何とか正当化したい、という気持ちも働いてます)
将来になると、iPadがそのネガを毎年新機種でつぶしていくだろうから、どこかでKindleがその存在を正当化できなくなるときがくるかもしれないけど。

本体の質感は値段なりだと思う。初代が出たころの$400の値札でこの質感だったら、iPadと比べてかなりつらいと思うけど、ほぼ1/4の値段なんだから文句はない。4方向のナビゲーションボタンも、ボタン自体は特に使いやすくはないけれど、操作メニューがそこそこ使いやすいので耐えられなくはないし。あとは画面の文章に集中できるのが売りなので、前面のAmazon Kindleのロゴはできれば無かったほうがよかったかな。