Science and Morality

先週のScience Friday1セクションは科学的方法論を使ってモラルを定義する可能性について。科学出身の主演者と、哲学出身の出演者の議論が面白かった。”The End of Faith”のSam Harrisに”How the Mind Works”のSteven Pinkerと出演者も豪華。

モラルの話なので、当然宗教が主張するモラルとの対比が話題になるのだけれど、宗教と科学はお互いから何を学べるかというリスナーからの問いに対して、失笑が広がった後、科学は宗教に世界を知る方法を教えることはできるけれど、一方通行で、科学が宗教に学ぶことは何も無い、と言い切っていたのがちょっと笑えた。

あと宗教上のドグマに基づくモラルが、現代社会のモラルの基準と相反する例として、Sam Harrisがカトリック教会を例に挙げてたびたび批判していたけれど、今週の放送を聞くと、それについてかなりの数の苦情が来たらしい。聞いていて攻撃されているように感じるのは分かるけれど、教会のトップが何の根拠も無い宗教上のドグマを持ち出して、その宗教を信じていない人の生活にも影響を与えようとしているんだから、批判する人には批判する理由があるし、批判されたくないなら、教会のトップが言っていることが正しいことかどうか、もう一度良く考えて、教会のドグマ以外の理由で説明してみればいと思う。

Sam HarrisはForumでもの出版に合わせてゲストで出演していて、こちらのほうが1対1なので、話がよりわかりやすかったです。偉大なことを成し遂げた宗教家はたくさんいるけれど、誰もがなんらかの宗教を信じていたのなら、その人が偉大なことを成し遂げたのが宗教を信じていたからかとは言えないとか、無神論者がひどいことをしたからといっても、たいていは個人崇拝の結果だし、無神論者であったこととは関係ないとか、いちいちもっともでした。古い世代の葬式が執り行われるたびに倫理はゆっくりと進歩していくというホストのコメントは、冗談半分にしても、ちょっとブラック。

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