ファッション

The Devil Wears Pradaで、ミランダがアンディの着ている全くファッショントレンドと関係なさそうなセーターを指して、そんな服でもファッション業界の作るトレンドの影響下にあることを指摘してみせたシーンは、ファッション一般が壮大なエネルギーの無駄にしか見えない理系の人間にとっては、ちょっとしたショックでした。(それならThe Devil Wears Pradaなんか見るなよって感じですが、それはまあ置いといて。あの映画の本当の楽しい部分を自分はわかってないんでしょうねえ。今度Sex and the Cityも見てみようかなあ。)

考えてみれば、どんな衣服も人の作る物であるからには、何らかの先にあるものの影響を受けているわけで、トレンドを決める衣服たちが影響力の大きいものである以上、大多数の作られる衣服が、自覚の有無にかかわらずそれらの影響を受けて作られるのは当然なわけです。でも、ミランダの説明がとても納得ができるものであるが故に、自分がファッション産業の影響下からはどうやっても逃れることはできないという認識は、憂鬱です。

自分で選んでいるつもりでも、実際にはそれはファッション産業からあてがわれたものにすぎない、とミランダは言っているわけですよね。店頭にその服を並べたのもファッション産業なら、イメージを提示してそれを選ぶようにしむけたのもファッション産業なんだから、それはよくわかります。

そして産業から提示されるイメージに打ち勝つ、独自のファッションを生み出すような才能もなければ、ゲームのルールを知った上でそのゲームに意図的に参加するだけの根気も財力もない人間は、哀れな子羊となるしかないのかと途方に暮れるわけです。

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