The Conscience Clause

The Conscience Clause: Forum

金曜日のForumの一つは、Conscience clause(医療関係者が宗教や信条上の理由で特定の治療を行わないことを認める条項)について。この条項は主に宗教上の理由で中絶に反対する医者が中絶を行わないことを認めるために出来た条項らしい。

ブッシュ政権下で条項の内容が拡張され、それをオバマ政権が元のより制限されたものに戻そうとしているとのことで、それに賛成、反対する各一人のゲストによる議論が展開された。

議論を聞いての個人的な感想は、条項をより制限されたものに戻すのに賛成の人が最後にきれいにまとめていたけれど、医療関係者が個人の信条に従って行動できればもちろん望ましいけれども、社会の中での医師の特殊な立場、医師と患者の関係等、実際の状況を考えれば、そう単純にはいかないんだろうと思う。
倫理的な問題を引き起こす領域に医療技術が踏み込んで久しい時代において、医師が倫理的な判断をする自由はもちろん与えられるべきだと思うし、その根拠は結局は個人的な信条によらざるを得ないと思うけれど、公立学校などと同じく宗教と関係なくあらゆる患者を受け入れるべき病院において、医師個人の宗教的な信条を押し付けられたら、患者はたまったものではないだろう。

自分が宗教に興味がなくて、宗教に従って行動するというのが全く想像がつかないので、余計にこういった宗教と社会の関係や、その間で起こる摩擦の話を興味深く思うのだけれど、動物愛護団体などと同じく、ある原理、原則を持ち出して、それをどこまでも押し通そうというのは、どうしてもあまり好きになれない。
何か原則をもとに絶対に正しいとか間違っているとかいえるほど世界は単純ではないと思うし、だからこそ面白いと思うんだけどなあ。

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