iPhone 3G

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$199の衝撃的な価格が発表された今回のWWDCのKeynote。

ただAT&Tのニュースリリースによれば、AT&TからAppleへの月額通信料金収入の一部還元はなくなって、代わりに端末販売時にキャリアが販売奨励金を出すという、旧来からあるモデルに戻るということらしい。

データ料金も$20から$30に上がって、ユーザーにとっては長期的に払う費用は実はそんなに変わらないとすると、Appleへ渡さなくてはならなかった収入がなくなり、かつデータ料金収入も増えることで、AT&Tの取り分は実は増えるということになるのか。

Appleにとっては、AT&Tからの分配がなくなった分、1台あたりの収入は減りそうだけれども、その分はこれからはApp Storeからの収入が期待できるということかな。
とすればユーザーの支出はApp Storeでの支出の分また増えるけれども、ユーザーはまた購入したアプリケーションによる価値も受け取る訳だから、価値を増大させることでより大きなお金が動いていくという、正しい資本主義の成長モデルに沿っているといえるのかも。

そこで気になるのは、なぜ初代iPhoneで、販売奨励金なし、月額通信料金収入の分配という前例のないモデルをとったのかということ。

AT&Tに販売奨励金を出させる代わりに月額通信料金の還元をさせることで、Appleは端末料金に加えて、自らの収入として月額通信料金の分配を加えたけれども、それとひきかえに販売奨励金がないことにより端末の価格が高くなるというリスクも抱えたはず。

それでも売ることができたのは、それだけの先進性があったことはもちろんだけれども、結局はAppleは新しい物好きからの金の巻き上げ方をよく知っているということか。
またそれを知っているからこそ初めの価格を高く設定して、本格的なロールアウトとなる今日の、この価格発表をより衝撃的なものにするという、実は1年がかりの舞台設定だったのではないか、というのはちょっと邪推にすぎるかな。

でも1年前に$599で、それも見方によっては正当な価格に見えたものが、1年後にさらに機能を加えて$199というのは、ちょっとその魅力に抵抗するのが難しい。

いずれにせよ携帯市場を確保するための必要な手が次々と打たれていく様子は、さすがだなあといつも感心してしまう。さて、Androidはどっちだ。

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