Boxee

2009/03/26

MacBookにインストールはしていたものの、あまり使うことのなかったBoxeeだったけれど、PBSが見れるようになったということで、アップデートしてFrontlineを見るのに使ってみた。

ブラウザを通して見るのも、フルスクリーンにすることも出来るし、そんなに悪くはないんだけれど、実際に番組を見るところまでたどり着くのが結構面倒だったりもするので、Boxeeのシンプルなメニューで見られるのは悪くない。ちょっと
Apple TVにもpatchstickを作ってBoxeeを入れてみたくなった。

Charlie Roseで見たのがきっかけで、ドキュメンタリーディレクターMichael Kirkの現在の金融危機についてのドキュメンタリー“Inside the Meltdown”を見た。
番組の中の出来事が実際におこっていたときにはアメリカにいて、ニュースで騒いでいたのは一応知ってはいたけれど、金融に関しては興味もそして関係もなかったので、そのときにはあまりまじめに見てはいなかった。でも、今こうやって日本に住んでいても経済の話題がニュースを支配している中で、この人の番組ならば見ないわけにはいかないだろう、ということで見たけれど、期待に違わず面白かった。
これが三部シリーズの第一部ということらしいので、続きが楽しみだ。

アメリカのドキュメンタリーの流儀なのか、この人のスタイルなのか知らないけれど、ひたすらトーキングヘッドのスタイルで様々な人に語らせつつ話が進んでいく。実はこのスタイルが大好きだったりする。(逆に役者を使った再現映像は、大部分はただチープなだけで、大嫌い。)
しかしこうして日本にいてもFRONTLINECharlie Roseが見られるのはとてもありがたい。少し待たなくてはならなかったり、画質はYoutube並みだったりするけれど、こうして簡単にアクセスできることになっているだけでも感謝。

Code Rush

2008/06/24

http://waxy.org/2008/06/code_rush/

1998年から1999年にかけて、NetscapeがそのCommunicatorのコードをオープンソースとして公開し、生き残りを計る時期を追ったドキュメンタリー。

IEとの戦いに敗れたNetscapeの話ではあるけれど、タイトルも”Code Rush”とあるように、インターネットバブルのはじける前の熱狂も話の所々に出てくる。途中に出てきた建設中のデータセンターと、あの証券会社の人は、その後どうなったんだろう。

このシリーズもとうとうこれが最終集。最終集では、強制収容所に原子爆弾にと、正視するのがつらいような画面をきっちりと見せてくれる。

けれど、このシリーズを見ていて何より感じるのは、戦争がどうとかよりも、人の語り伝える力はすばらしいということだった。
言葉によるコミュニケーション能力は人を人足らしめているものの一つなのだから、当然といえば当然なのかもしれないけれど、語りの魅力を引き出した、魅力的な語りの詰まったシリーズだったと思う。
決してインタビュー部分だけに限らない。戦場の日記の部分もそうだし、当時の新聞のコラムをトム ハンクスが朗読した部分もそうだ。

http://www.pbs.org/weta/carrier/?campaign=pbshomefeatures_3_carrier_2008-04-26

この日曜日からCarrier: Life aboard the aircraft carrier USS Nimitzが始まった。10時間のミニシリーズドキュメンタリー、現在の空母での生活を描く。

戦場の日常を描いたものは見たことがあったかもしれないけれど、軍隊の日常生活についてのものはあまりみたことはなかったかも。また空母という場所が特別なのは、周囲から隔離された場所であり、そして軍隊の力のシンボルであることか。

あの巨大なシステムを動かしているのが、多くの18から20歳の若者であることにちょっとびっくり。軍隊なので当然といえば当然なのかもしれないけれど、複雑で、かつ危険で間違いの許されない環境で、実際にシステムを動かしているのね。

The Warもそうだけれど、その場を生きている、または生きていた人の視線からのストーリーはいつも自分にとって興味深い。続きが楽しみだ。

http://www.pbs.org/thewar/about_episode_guide_05.htm

去年の秋に放送していたドキュメンタリー”THE WAR”を、最近Netflixで借りて、週に1本ずつ見ている。2時間超のエピソードが7本という長大なシリーズなのだけれど、とてもすばらしくて、またこれだけ長い時間をかけている意味は十分にある。

体験者の語りが中心となって進んでいくのだけれど、さまざまな人が出てきて、またそれぞれの人に十分に時間をかけているので、だんだんその人たちが自分の知らない人たちではないような気がしてくる。そしてそのことによって自分が新たに気づかされた何かは確かにあると思う。

ただその何かについて自分の中でどう整理をつけたものか、過去の歴史とこれをカウチに座って見ている自分をどう関連づけるか、混乱してしまってまだ答えは出ない。

Intelligent designをScience Classのカリキュラムに含めようとしたSchool Boardを巡る裁判のお話。

その裁判の話にとどまらずに、その裁判の中で問われた科学とは何かという問いにまで踏み込んでいるのが良かった。
進化論がどのように150年間の検証に耐え、また新しい発見を導いてきたかを検証してゆく下りは圧巻。科学教育のとても良い教材になっていると思う。

科学番組なので当然進化論側からの見方で番組は貫かれていて、実際に番組からに印象で受けるほど明確に進化論側の勝利で終わったのかは知らないけれど、現代に生きる一市民としては実際に明快な勝利で終わっていることを希望するところ。

この科学の成果物に囲まれた生活の中で、進化論や科学のの原則に背を向けるのは、生活を構成するある一部を理解することを拒否している訳で、とても悲しいことだと思う。信心を持たない私には理解できない理由があるのだろうけれども。

The War

2007/10/04

Tivoに録画してあったKen BurnsのThe Warを2話ほど見ました。

”Ken Burnsの”とは言っても、この人のドキュメンタリーを見るのは初めてで、知っているのは、KQEDのラジオ番組でこの”The War”が話題になっているのを聞いたのと、あとアップルのスライドショーの”Ken Burns effect”の名前だけです。

その番組でディレクターが話していた、戦争体験者から話を聞く話が少し感動的で、それから放送日をずっと楽しみにしていました。さすがに定評のある人の作品で、4時間を少しも長く感じませんでした。当時の映像のボリュームだけでもすごいです。

体験者各個人により焦点を当てたものも見たかった気もしますが、それは番組の方向とはずれてしまうので仕方ないですかね。

この番組については、Latino兵の視点がないことを問題視して、再編集や、番組のボイコットを要求する動きもありました。それが問題であることは理解できますし、それを主張することには何も問題は感じないんですが、再編集を要求するとなると、ちょっと私の理解の範囲を超えます。教科書の記述内容に抜け落ちている部分があればそれが再編集が必要なのは当然ですが、1つのドキュメンタリーに対して抜け落ちているからこの内容も入れろと言うのは・・・。それほどにこの番組が重要だというのもすごいですが。