今週のThis Week in Techは滅法面白かった。
Cory Doctorowと著作権がらみの話題の組み合わせは最強。3回違法ダウンロードで訴えられたらインターネットのアクセスを切られるなら、レコード会社が間違った人物を3回訴えたら、同様にインターネットへのアクセスを切られるのはどうだ、とか、コンテンツホルダー企業に行って、違法ダウンロードを一度もしたことがない人、と聞いたら誰も手を上げなかったとか、切り口がいちいち面白い。古いモデルにしがみつくケーブルTVとコンテンツ企業は、上手く行っていないのに別れようとしないカップルみたいだ、どちらもそれによって得るものは何もないのに、とか。

昨日見た2004年のFRONTLINE “the way the music died”で描かれていたけれど、産業としての音楽産業が、CDによってもたらされた環境に過剰適応して、そしてそれによって自壊していくのなら、それはそれで仕方ないのかなと思う。これだけ流通のオーバーヘッドが小さくなって、また、これだけ多様な流通、そしてサポートの選択肢がある中では、聴く音楽に困るようなことにはならないだろうし。
番組を見終わったあとすぐに、番組の中で触れられていたKCRWのMorning Becomes Eclecticを探したら、番組中のライブパフォーマンスがPodcastで配信されていた。やっぱりいい時代だ。

でもそういえば日本はCDの売り上げが比較的まだ元気な国なんだった。高音質CDなるものが存在しているのにもちょっとびっくりしたけれど、まだCDプレイヤーから直接再生しているのが多数派なんだろうか、特に部屋の中では。一度メディアを移してしまえば、いかに高音質CDといえど、デジタルなだけにCDメディアの品質が高いことはコピー先では何も差を生まないだろうし。

Charlie Roseで見たのがきっかけで、ドキュメンタリーディレクターMichael Kirkの現在の金融危機についてのドキュメンタリー“Inside the Meltdown”を見た。
番組の中の出来事が実際におこっていたときにはアメリカにいて、ニュースで騒いでいたのは一応知ってはいたけれど、金融に関しては興味もそして関係もなかったので、そのときにはあまりまじめに見てはいなかった。でも、今こうやって日本に住んでいても経済の話題がニュースを支配している中で、この人の番組ならば見ないわけにはいかないだろう、ということで見たけれど、期待に違わず面白かった。
これが三部シリーズの第一部ということらしいので、続きが楽しみだ。

アメリカのドキュメンタリーの流儀なのか、この人のスタイルなのか知らないけれど、ひたすらトーキングヘッドのスタイルで様々な人に語らせつつ話が進んでいく。実はこのスタイルが大好きだったりする。(逆に役者を使った再現映像は、大部分はただチープなだけで、大嫌い。)
しかしこうして日本にいてもFRONTLINECharlie Roseが見られるのはとてもありがたい。少し待たなくてはならなかったり、画質はYoutube並みだったりするけれど、こうして簡単にアクセスできることになっているだけでも感謝。

Sonar

2009/02/22

Engadget PodcastでMobile World Congressのまとめをやっていたが、その中でSonarというスタートアップベンチャーについての話がおもしろかった。
アドレス帳、SNSの情報に、その携帯電話の設定までサーバーに置いてあって、その管理作業は作業のしやすいPCの画面から行い、入力されたアカウント情報にSNSからのアップデート、壁紙の変更なども、サーバーからプッシュでケータイに送られてくるというもの。様々な情報にアクセスするためのケータイ上のウィジェットの管理などもPCから行って、ケータイ上では簡単なキー操作でそれらを操作できるようにすると。
ケータイは常時ネットワークに接続されているのだから、ネットワークの速度が十分に速くなれば、機能をネットワーク側に移していくことにはいろいろ利点がありそう。
ネットワーク側にいつもバックアップがあって、本体をなくしたり買い替えてもすぐに環境を再構築して使い始めることができるとか。機能の追加、修正などもより効率的になりそうだし。
未来の方向としては正しいように思えるけれど、さてどうなっていくのだろう。

あとgdgt weeklyででもそうだけれど、Windows MobileやSymbian S60の新しい機種が、「でもタッチスクリーンが抵抗膜方式だから」の一言で片付けられていくのが、悲しいというかなんというか。実際に抵抗膜方式タッチスクリーンのケータイにさわったことがないから、使ったときにどう違うのかよくわからないけれど。
日本で読む記事ではタッチスクリーンのタイプにまで言及されていることは少ないような気がするけれど、このやたらと静電容量式タッチスクリーンにこだわるのは、Engadget界隈のみの現象なのかしらん。

日本帰国

2009/02/20

これまでサンフランシスコベイエリアに住みながらこのブログのエントリーを書いてきたけれど、日本に帰ってきました。
前のエントリーが7月のiPhone 3G発売の直後ですか。引っ越しやらなにやらで、エントリーを書くためにモニターの前に向かう気にならず、かなり間が空いてしまったけれど、帰ってきてからも変わらずPodcastを聞き、ガジェットニュースを追いかけてはいるので、またその辺りの日々思ったことを書いていきたいとおもいます。