iLifeとSafariの紹介で始まったキーノートは、その次の、Jobs個人のためのソフトの一般向け版としてのKeynoteの紹介がとくに楽しかった。
いまとなってはAppleにとってはもう過去の製品でしかないiDVDだけれど、初代からこのとき発表されたiDVD3までのメニューのテーマの進化の度合いはかなりのものだ。自分でiDVDはこれまで一度も使ったことはないし、これから使うこともないだろうけれど、一度は遊んでみるべきかなと思ってしまった。

iDVDのテーマといい、Keynoteのテーマといい、こういったソフトについてくる出来合いのテーマが、ちゃんとデザイナーによってデザインされたように見えるものであるのも、Appleの好きなところだ。

これまでのキーノートでは、サードパーティのソフトウェアの紹介の時間も大きな割合を占めていたけれど、デジタルハブ構想発表ののあとからだろうか、特にこの年のはサードパーティの紹介の時間が少なかったように思う。
その代わりに自社のアプリの紹介の時間が増えた訳だけれど、コンシューマーが使う主要なのソフトウェアが、質の高いかたちではじめからバンドルされているのが、自分にとってMacの魅力の一つだけれど、こうやって見てみると昔からそうだった訳ではなかったのね。

このときから、もう将来ノートブックのシェアがデスクトップのシェアを超えることは予想済みだったのも、ちょっとびっくりしたところ。
しかし、このキーノートは17インチPowerBookが発表されたときでもあったけれど、このときからいまのMacBook Proまでデザインは基本的に変わっていないのね。毎年新しいデザインのMacBook Proが期待されるわけだ。
でも、光学ディスクとハードディスクが必要なくなるような、周辺技術の大きな変化がなければ、今のデザインから変える必要はないということなのかな。

しかし、この年は特に盛りだくさんで、聴衆のエキサイトも、すごかったように思う。冒頭のSwitcher AdでEllen Feissがでてきたときの聴衆の反応もすごかった。
OS Xへの移行が一息ついたタイミングで、噂サイトが退屈なキーノートを予想したのもわかるけれど、デジタルハブ構想を発表してから準備してきたものがこのタイミングで花開いた感じだ。

2000年が、インターネットバブルの頂点での、ベストインターネットオペレーティングシステムたるOS 9と、AppleのインターネットサービスとしてのiToolに代表されるインターネットの年だったとすれば(翌年の正式版発売開始に向けての、OS Xの顔見せも一年間を通してもう一つのテーマだったけれど)、2001年は、OS Xの正式版がついに発売開始され、バブル崩壊後の対応としてか、インターネットの次の主軸として今につながるデジタルハブ構想が発表された年。
その一部として、今のAppleをある意味代表するiTunesが姿を見せ、そしてアップルストアの店舗展開の開始、秋には初代iPodの発表と、今のAppleの姿が、姿を見せ始めたような感じ。

2000年にはG4 Cubeの発表もあったけれど、2001年にはラインアップの表から消えているのがちょっと悲しい。見た目のデザインとしては、画で見る限り、自分にとっては今でもベストのMacなんだけれど。(実物は残念ながら見た覚えがない)

2001年はバブル崩壊後の年でもあるとともに、9.11の年でもあるのね。日本にいたときはインターネットバブルとその崩壊はそれほど大きなイベントではなかったので、忘れていたよ。

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この1年使ってきたShureのSE210イヤーフォンが、使ったあとのクリーニングを怠ってきたせいで、肌に触れる部分のケーブルが硬化してきて、ついには割れ始めてしまった。

Shureのカスタマーサービスについては、これまでに何度もいいことを聞いたことがあった。幸いまだ2年の保証期間内だったし、ウェブサイトのサービスQ&Aを見ても、このような場合にも保証が適用されるようだったので、サービスセンターに送ってみることにした。

また、SE210の前に使っていたE2Cも、ミニプラグの部分で断線した状態で部屋に転がっていた。イヤーフォンの本体部分自体は問題なかっただけに、見るたびに心が少し痛んだ。こちらのほうは保証期間はとうの昔に切れていたけれど、Shureのサービスによれば、保証期間を過ぎた製品についてのサービスも有償で行っているとのことだったので、これもクレジットカード番号をつけて送ってみることにした。

それからしばらくして、昨日Shureから荷物が届いたのだけれど、その中には新品のSE210と新品のSCL2がE2Cの交換として入っていた。そしてSE210がNo Chargeであることは期待していたとはいえ、何故かSCL2もNo Chargeとなっていた。いったいどんな理由かわからないけれど、ありがたく好意は受けておくことにしよう。

ケーブルを清潔に保つことが重要なことは、今回ケーブルが硬化した経験で学んだので、これからはケーブルも頻繁にきれいにしてやらなければ。

CNET TVを見ていたら、レビューでナイトライダーをテーマにしたカーナビが紹介されていた。

KITTの声がガイドし、声に合わせて赤いLEDが光るだけで、単なるカーナビの音声案内でなく、ちゃんとそこにキャラクターがあると感じられるような気がするのがちょっと不思議。
あのLEDは単純ながらもその錯覚に重要な役割を果たしていると思う。でもなぜだろう、ある種の表情のように見えているんだろうか。

Knight Riderのロゴがちょっといただけないけれど、過去の未来が(一部だけれど)本当に現実になったみたいで面白い。

キャラクターに対する人の好き嫌いは馬鹿にできないから、これから音声案内が進化していけば、音声のキャラクターが人が商品を選ぶ際の第一条件になったりして。そしてそのときには、その音声はその人にとって、製品の合成音声以上の何かに変質していて・・・。

Code Rush

2008/06/24

http://waxy.org/2008/06/code_rush/

1998年から1999年にかけて、NetscapeがそのCommunicatorのコードをオープンソースとして公開し、生き残りを計る時期を追ったドキュメンタリー。

IEとの戦いに敗れたNetscapeの話ではあるけれど、タイトルも”Code Rush”とあるように、インターネットバブルのはじける前の熱狂も話の所々に出てくる。途中に出てきた建設中のデータセンターと、あの証券会社の人は、その後どうなったんだろう。

スロットローディングのiMacが発表された1999年10月のApple Special EventでのKeynoteを見た。1年前に発表した初代iMacの、ホリデーシーズン前の全面的なアップデートということで、見ていてもその力の入り方の感じられるものだった。
個人的にはあのスーパーウーハーのデザインは、今見てもすごいと思う。iMac自体は、アクセスベイや、ファンレス、スピーカーなど、堅実なリファインに、ベースモデルの値段も下げてと、危なげのない感じ。

しかしこのときの”One more thing…”の長いこと。
iMac DVにiMovie、終わったかと思ったら、さらにグラファイトのiMac DV Special Editionと、全体の半分くらい占めていたような。
前月のPowerMac G4発表のときにも、”One more thing…”でシネマディスプレイがでてきたけれど、高価で特殊な位置づけの製品だっただけにあっさりしたものだったし、それまでのキーノートでも、記憶に残るようなものはなかったように思う。このキーノートから”One more thing…”の伝説は始まったのかしらん。

Steve Jobsの帰還から、iMacを発表することで革新的な企業としてのイメージを再確立し、魅力を取り戻してそこから進んでいく過程は、新参のアップルファンで、その時期に立ち会っていなかったものとしては、とても興味のあるところ。

なので、The Complete Apple Keynote CollectionというTorrentを見つけたときは、とてもうれしかった。いまは、Stevenoteを古い順から見ている。
iMacの発表からそれに続くキーノートでの報告の様子は、やっぱりエキサイティングだ。

これも最近聞き始めたトークショーのひとつ。
http://www.bobedwardsradio.com/bob-edwards-weekend/

今週末のゲストの一人との話は、イスラエルの国連担当部門でのインターンに応募したら、いきなり英語スピーチライターをまかされたという、ちょっとびっくりするような体験をしたときのお話。これがかなりおもしろかった。

歴史や社会を動かしているのは、それがイスラエルの外交のような世界の視線が集まるようなものであっても、結局は多くの場合自分たちとそれほど変わらない人だったりする。歴史の教科書やニュースを見ているときにはついつい忘れがちだけれども、たまには思い出してみるのも悪くないと思う。

面白そうなので、この人の書いた回想録も読んでみようかな。

Fluid

2008/06/11

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FluidはMozilla LabsのPrismと同じようなSSBs (Site Specific Browsers) 。ウェブサイトのアドレスと名前、アイコンがあればアイコンを指示すると、そのサイト専用のブラウザーを1つのアプリケーションのようなかたちにラッピングしてくれるもの。

ラッピングされたものは、他のアプリケーションと一緒にアプリケーションフォルダに住んでいて(その必要はないけれど)、起動するとドックに専用のアイコンで現れる。

1つのアプリケーションのような使い方をするウェブサイトについては、このような使い方のほうが自然かもしれない。

とりあえず、remember the milk, Pandoraを作ってみた。flickrにはアイコンのためのflickr groupもある。今のところ思った通りの感じで使えている。ブラウザーを起動してからブックマークをクリックするよりは、スポットライトで、アプリケーションの名前として登録した名前をタイピングして起動する方がひと手順省けるし。

FluidはArs Technicaの記事で取り上げられていたのを前に見て、今日MacBreak Weeklyを聞いていたら、今週のピックアップにも取り上げられていた。

WWDC Keynote

2008/06/10

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今回のKeynoteを見ていて、まず噂が意外と正確だったことに少し驚いた。
.macはMobile Meになったし、
Snow Leopardも発表されて、本当に機能を加えるのは一休みして、マルチコアサポートなどの土台の部分に注力するようだし、
iPhone 3GはGPSもサポートしていたし。
信頼できる筋に確認したと書いてある噂については、結構ちゃんとしているんだなあと。

サードパーティーアプリケーションのデモは、App Storeが開いたときのことを自分に期待させるのには十分だった。医療画像のアプリケーションのデモは、デスクトップの同様のアプリケーションを自分が見たことがないからかもしれないけれど、新鮮だったし。

iPhone 3Gのハードの発表では、3Gデータ通信に対応していることは当然として、他にはGPS以外に目立った変更はなかったという印象。アルミ外装から、プラスチックになることで質感の部分がどうなるのかなど、細かい部分もいろいろ気になるけれど、それらは実際に発売されてからのレビューを待つしかないかな。

今回のメインイベントは、世界展開と、$199の価格発表の部分だったと思う。
7月11日のiPhone 3G Launchの22か国の中にJapanが入っていたのにも、Softbankからの発表がつい最近だっただけにちょっと驚いた。

そして価格が下がった代わりにiTunesでのアクティベーションがなくなるらしいというのはちょっと残念。
キャリアがが販売奨励金を出している都合で、確実にアクティベーションを行ってもらわないとキャリアがが困るから、まあ仕方ないんだろうとはいえ、各自がパソコンを通してアクティベーションを行えるというのは、他のものとは少し違うぞという意味で印象的な部分だったのだけれど。