Retirement Home for Chimps
2009/07/16
Fresh Airの月曜日の前半では、ゲストが、人がクジラと遭遇したときの、そのクジラとのやり取りがいかに豊かかを話していた。
こういった話を聞くと、クジラやイルカの保護団体の、商業捕鯨に対する反発がわかる気がする。このエピソードで話題に上がったもう一つの種はチンパンジーだったけれども、もしチンパンジーを食用に猟る、なんて話を聞いたら、やっぱりいい気はしない。
あと話の中で興味深かったのは、飼っている犬との比較。犬の表情の背後には、クジラやチンパンジーほどの複雑な意識は存在しない、というのは、動物を飼ったことの無い人にとっては、ちょっとした驚きだった。
チンパンジーの引退後の話も興味深かった。チンパンジーが人と上手くやっていけるのは若いときだけで、サーカスや、被検体として働いたあと、大きくなってからの長い期間は、人にとって危険になり、また野生にも還れないので、施設で余生を過ごすしかなくなる、というのは知らなかった。
7/14のScience Timesは、月着陸40周年の特集。
聞いたあとで、New York TimesのScienceセクションに早速行って、Interactive Featureを楽しんだ。多数のビデオや写真、それからその日の紙面が見られます。
Dolphin massacre in Japan
2009/07/07
映画”The Cove”についてのエントリにコメントをくれた方から、下の映像を教えていただきました。
残酷で、イルカに対して持つイメージからしたら(愛くるしい顔をした動物で、食肉用とは普通思わない)ショッキングな映像には違いないのですが、だからこれを止めないといけないという意見に賛成するかというと、そこで 議論を終わらせてしまっては面白くない、と思ってしまいます。
この時代にタンパク源のためにイルカを殺す必要はないはずで、無意味な殺生はやめるべきだ、とか、経済的に割に合わないはずの行動が、補助金によって生き延びているなら、そのような非効率はやめるべきだとか、動物に対する意識を高めるためのものであるはずなのに、動物を檻に閉じ込めている動物園や水族館は、目的と方法が矛盾しているとか、正しくない理由を考えるのが一番興味のある部分なのに、非人道的でいけないことだから止めるべきだ、で理由付けが終わってしまっているのが、自分にとっては不満です。それに、イルカ猟は伝統芸能だから守るんだ、という日本政府の立場に反論するのに、根拠のよくわからない非人道的というレッテルだけでは弱いように感じます。
個人的には、スーパーマーケットにならべられた、パックにつめられた牛肉、豚肉は、その出所である一頭の牛さん、豚さんをあまりにも感じさせないので、倫理的に正しくない。その赤が、生き物の血の赤であることを人は思い出すべきだ、みたいなことの方に、このイルカの話よりも興味を引かれます。
より自分の生活に身近ですし、そんなことを考えながらスーパーの食肉売り場を見ると、これもちょっとしたセンスオブワンダーを感じることができます。でもそんなことを考えても、自分の食欲は思ったよりも平気でした。
TWiST
2009/06/29
Subscribeはしていたものの、時間の長さにビビって見ていなかったのだけれど、This Week in Startupsは聞いてみたら面白かった。ビデオはちょっとしんどいので、Audio onlyのfeedで聞いているけれど。
起業家、または起業家志望の人からの質問に対して、Jason Calacanisとゲストが答えていくコーナーが、自分にとっては特に面白い。全く知らない世界の話だけに、質問も、それに対する答えも刺激的。共同起業者の片方が興味をなくしたらどうするかとか、スタートアップ企業でトップの方針が間違っていると感じたらどうするかとか、質問も具体的なら、答えも具体的で、聞いているときは、自分の知らない世界をのぞいている感じが、とってもわくわくする。
The Cove
2009/06/29
今日Apple TVで、“The Cove” というドキュメンタリー映画の予告編を見た。日本の風景が出てきたので何かと思ったら、イルカ保護活動家の立場から見た和歌山県太地町についての映画らしい。
予告編の中のテロップでも”A CROSS BETWEEN ‘FLIPPER’ AND ‘THE BOURNE IDENTITY’.”とのRolling Stoneの映画評の引用が出てくるけれど、予告編はアクションスリラーみたいな作りになっていて、とっても面白そう。もちろんここでは和歌山県太地町が悪の組織になるわけだけれども。
予告編に出てくる関西弁ですごんでいるお兄ちゃんは結構怖いです。
和歌山県太地町といえば、これまでは、古くから続く捕鯨方法を今も守る町、くらいのイメージしかなかったけれど、こうやってイルカを食い物にする悪の帝国という全く違う視点からの姿を提示されると、ある種のセンスオブワンダーを感じるというか、とても好奇心を刺激されます。ぜひ見てみたいけれど、たぶん日本には入ってこないんでしょう。
アメリカではこの7月末から8月初めにかけて公開のようで、2009年のサンダンス映画祭ではドキュメンタリー部門の観客賞もとったらしい。
個人的には、なぜイルカがそんなに特別なのかが理解できないのだけれど、犬を飼ってる人が、犬を食べると聞くといい気がしないのと同じようなことなんだろうか。
iPhone OS 3.0
2009/06/21
前の夜に2時まで起きていられなかったので、木曜日に早めに起きてiPhone OS 3.0をダウンロードしたのだけれど、この選択は間違いだったようで、御多分に漏れずActivation Serverが混んでいてインストールできず、むなしいトライを繰り返した後、7:30頃になってやっとインストールができた。
新しいOSでまずうれしかったのは、Podcastの再生コントロールに便利な機能がいくつも追加されたこと。
前は少し戻って聞き直そうとすると、再生位置のスライダを直接さわって動かしていたので、指の位置に対してスライダの動きが敏感すぎて、かなり難しかったのだけれど、今回のアップデートで30秒戻るボタンが追加され(自分の目的の大部分はこれで済んでしまう)、また、スライダから指を下に滑らせると、滑らせた距離によって4段階にスライダの動く速度が変わるようになって、かなり使いやすくなった。またスライダにさわるとそのことを表示してくれるので、取扱説明書を見なくてもわかるのもうれしい。(そんなものは無いけれど)
カレンダーがsubscriptionに対応したので、とりあえず日本の祝日を追加したし、YouTubeも、自分のアカウントを入力して自分のsubscriptionを見ることができるようになった。コピー&ペーストを含め、今まで手が回っていなかった部分に手が回って、使いやすくなったと思う。
次回に向けての要望は、やっぱりマルチタスクかな。辞書とかリモートとかがもっと使いやすくなると思うので。
起動中のアプリを管理するUIが新たに必要になるけど、どんなのになるだろう。
ホームボタンを押すとアプリを終了せずに、Safariと同じように、起動中のアプリが横に並ぶんだろうか。でもそれだとアプリを新たに起動するのにその画面を抜けないといけないので、ひと手間増えてしまう。その画面にSpotlightを置いておく?
Computerhistory.org
2009/06/15
Computer History MuseumのYouTube Channelで、そこで開かれる様々なセミナーの様子が見られるので、たまに時間があるとのぞいている。
この週末のぞいてみると、ICの発明から50周年ということで、Fairchild Semiconductorに焦点を当てたセミナーが追加されていた。
その中のパネリストの一人がムーアの法則で有名なGordon Mooreだったのだけれど、とってもチャーミングなおじいさんだった。あんまりチャーミングだったので、おなじYouTube Channelにあったムーアの法則40周年のときのセミナーの様子も見てしまった。
かの有名なムーアの法則は、元々は、ディスクリートの回路に比べて高価で性能も低かったICに世の中がまだ懐疑的だったときに、世の中に向けて、ICの持つ可能性、将来性を端的に説明するための式だったのね。知らなかった。
FLOSS Weekly 73: Tim O’Reilly
2009/06/14
先週のFLOSS WeeklyのゲストはTim O’Reillyだった。
ハードウェアが日用品化することで、その上で走るソフトウェアが重要になり、ソフトウェアが一般化し、日用品になったら、そのソフトウェアによって扱われるデータベースが重要になる。IT業界の主役がIBMからMicrosoft、MicrosoftからGoogleへと移ってきたのは、その流れに沿ったものだ、というのは、なるほど、と思った。
オープンソースやその他さまざまな話題について、短いながらも鮮やかに切り口を示していくのを聞くのは、聞いていて気持ちよかった。
実物大ガンダム
2009/06/14
Engadgetのエントリで知ったのだけれど、お台場の実物大ガンダムが完成してたんですね。ただGizmodo Japanの記事もいうように、写真を見る限り、実物大のガンダムというよりは、60倍に拡大した1/60ガンプラにしか見えないのがちょっと残念。
あの大きさの半分くらいまでなら、あの面構成のままでもそんなに違和感はないと思うのだけれど、実物大まで拡大すると、面取りの仕方とか、パネル構成とか、違和感がありすぎて、実物大の何かにはちょっと見えない。中に構造があるようには見えないし、その面構成がそのサイズのものとはとても思えない。
逆にいえば、ガンプラの状態ならそれなりにもっともらしく見えているディテールが、実はいかにオーバースケール気味にデフォルメされて入っているかが、これを見てよくわかった。
もしもハリウッドで実写リメイクしたら、実写となじませるためにどんな風にデザインを変更するだろうか。とりあえずスケール感を合わせるために、各部の厚さや断面形状は調整が必要だと思うのだけれど。
どうせガンダムを実物大にするのなら、ターンAなら、ディテールを他から引用せず、未来的な線でデザインが統一されているので、そのまま実物大にしても、少なくともおもちゃには見えなかったんじゃないかと思うんだけどなあ。個人的には、実物大のスモーなんて、オブジェとしてもきれいだろうし、とっても見てみたいのだけれど。
From Polygamist Royalty To FLDS Lost Boy
2009/05/23
From Polygamist Royalty To FLDS Lost Boy: Fresh air
木曜日のFresh Airは、FLDS Churchで育った体験を綴った回想録を出版した元信者さんのインタビューだった。FLDS Churchはモルモン教から分派したモルモン原理主義教団で、一夫多妻制で知られているらしい。
インタビューにもあったけれど、そういった環境の中で育てられると、その教義から逃れ、外に出ることは難しいんだろうなと思う。
その意味では自分は両親には宗教とは無縁の環境で育ててもらったので(お盆だお彼岸だというのはあったけれど、宗教的な意味合いは完全に抜けていたし)、今までそんなこと考えたこともなかったけれど、それは実は幸運なことだったのかもしれない。
こういったテーマに興味のある人間としては、Richard DawkinsのThe God Delusionは、出版されたときにもちろん買ったのだけれど、読む時間が取れずに本棚に眠っていた。
上のインタビューを聞いてからさっそく開いてみて、その前書きの1ページ目、Dawkinsが関わったドキュメンタリー”Root of All Evil?”の広告は、ニューヨーク、マンハッタンの風景の写真の上に、’Imagine a world without religion.’のコピーだったらしい。そのこころは、写真の中にはワールドトレードセンターが変わらずそびえ立っている、と。上手い。